旅行へ行く前に、成田の本屋で、発売日の本を買って出かけた。

自分が15歳くらいの時。好きな文章を書く人がネットにいる。毎日毎日、更新を待ってた。それから何年も経って、そのブログを書いていた人は、小説家になった。その人の本が、本屋に並んでいる。平積みされてて、山がへこんでる。その人の書く文章が、好きで、好きで、たまらなかった。その話には時間がかかる。ファンはたくさんいた。みんな才能に嫉妬してたでしょ?私も悔しくて。こんなに若くてこんなに面白い文章書く人がいるのかと。ああ、またこの文章が読めるんだ、と話の筋とは関係ないところでも、喜びで一杯になってしまう。

小説読んでて、笑えて、しまいには、涙が止まらなくなってきた。テッシュ片手に、まだ半分も残ってる、まだ、読み終わらないのが、嬉しい。一生読んでいたい。こういうことがあるから、生きててよかったと思う。