真夏に一晩中飲んでいると本格的に疲れたが、涼しくなると随分と楽だ。家でどうしても飲みたいと思って飲む酒と違って、疲れて時間を潰す為に飲んでいる酒は全然うまくもないし、酔いもしない。酒が薄いのかなんの味もしない虚無みたいなウーロンハイだな。

居酒屋で飲んでいるとじゃんけん大会が始まり、店員に勝った最後の客1人のテーブルの会計が半額になるというイベント。友人が見事勝ち進んで、優勝のベルを鳴らされた。幸先がいいな。私はじゃんけんがめちゃくちゃ弱いからだめだ。誰にも勝てない。共通する友人の結婚式や、二次会の幹事のこと、彼氏にあげるプレゼントの予算に対する金銭感覚、また変な男にひっかかってないか?問題、そして私がブス専だという話など。全員集まるとほとんど喧嘩みたいになって話している。他人の問題を解決しようとするからだめなんだ。

 

まだ恋愛するのだろうか。もっともっと酒を飲んで頭を鈍らせて先に進めよう。もう取り繕っても意味がない。駆け引きなんてしたくない。うまくいくはずがない。八方塞がりだ…というような気がしてきた。ほんのちょっといいことがありそうだとそれを心の支えみたいにしてしまう。東京駅の総武線はどうしてこんなに…どこまでだよ…と思いながら潜っていく。そういえば、久しく、人に会いたくてどきどきして仕方ないような、そういう気持ちって、忘れていたな、とおもった。たぶんもう、ないだろうなとおもう。おんなじようには二度と無いだろうがそれはどんなことでも同じだ。総武線から東京駅の新幹線乗り場までどんな気持ちで駆け上がってきたっけな?と思うと何年も前の自分と階段ですれ違うような気持ちがしてたまらなくなってきた。感傷的になるのは酔っていて恥ずかしいからこれを怒りっぽくできないかなと思うとむっとしてくる。なんで?どうして?自分の為だろうか?すべてをあげる。すべてを賭けて。それにはなんの価値もない?結婚指輪は絶対無くしちゃうから入れ墨でもいれようかな。メンヘラっぽい?朝日を一緒に見よーね。もう空気が冷たくなってきたからたぶん金木犀が…やっぱりだ。車に乗って走っているとガードレールに反射した光が追いかけてくる。イルカの群れみたいに。メモがいっぱい。たくさんあるのに。半分以上、どういうつもりで書いたのか思い出せない。