息を上げて目を覚ます。すれ違い、再会できないのを諦めきれずバスを追いかけて走っている夢を見ていた。眠る直前の半覚醒みたいな状態で懐かしいことを思い出したせい。この感じは書き留めるか何かしておくべきかなあ、と思いながら寝てしまった。入眠が上手くいかないと金縛りになってしまうから、水を飲んだり声を出してみたりして整える。嫌な気分で目覚めても、無理やり、こうすればいいんだと唱えながら、掃除機をかけたり、食器を洗ったり、布団を干したり、洗濯したりしていると、気分が直ってくる。弁当の詰め方のコツがわかったので、見た目もきれいに作れるようになった。料理していて気分が悪いってことはあまり無いかもしれない。酒を飲みながらやりはじめると、最初は楽しくても、結局はあまりいいことにならない。

そもそも日常的に調子が悪いのもあるのだが、病院へ行き、ちょっとしたきっかけはあったものの、大したことでもないのに泣きながら帰ってきた。メソメソというかグズグズというか、特に理由もなく、運転中なんかによく涙がでてくる。でも、あまり荒ぶっている感じはなく、この程度は余裕でやり過ごせる。疲れるのは、自分の明るく開放されたかと思われる、一瞬の気分の高まりの方だ。結局は、まあ、どうにか誤魔化しながらやっていくしかないよなと諦めたりする気持ちもいつもある。そういう、こっちへ行ったりあっちへ行ったりの、昨日とまるで気分が違っている自分が、本当に、一番疲れるのだ…。上手く行かなかったことを次々に思い出し、あの時もこの時もダメだった、また嫌われて、とか電車の中で座っていることがたまらなくなってくる。でも、別に生きていてもいいんだと思ったり。

映画を見に行き、昼食で人と会い、寿司屋でビールを飲んでいたら、隣の二人連れにいいね〜昼から〜と言われて、日曜だからと答えた。本当は私に曜日は関係ないのだが、そういうものだ。帰りにほろ酔いでミスドのドーナツを買って帰る。店員の子が感じがよくて可愛いなあと思い、こちらまでニコニコしてしまう。酔っているとこうして機嫌のいい自分に気づいて少し嫌な気分になる。ハンバーガーチェーンのファーストキッチンにビール300円のポスターが張り出されていて驚いた。いつも一人で映画を見たあとなんかに一杯飲みたくて仕方ないのに、どこも入れずにいた。こういうことやってくれるなら今度からは毎回行っちゃうなあ。

足を出して一日中バイクに乗って出かけていたら足が日に焼けた。走りながら、日によく当たって、波に浮いて体を動かす、サーフィンなんかしたら、いいんじゃないか?と思いついた。健康的すぎるじゃないか。こんな田舎に住んでいるのを責められているような気持ちでいるが、波乗りしたくて海の近くに住んでいると言えば最高の理由になるじゃないか、どうして今まで気づかなかったんだろう?と。サーファーで鬱病とかありえるのか?そういったものから一番遠いスポーツじゃないか?日光に当たり、波に浮きながら、程よく体を疲れさせ、むしろそういう思考で居続けることが可能か?翌日、母に、サーフィンやるのどう思う、と言ってみると、…仲間いないからねえ〜と言われ、やっぱり仲間最初からいないとダメか…と、ついでにネットで検索してみると、うん、これは二世とか、恋人やらの身内にやってる人がいてはじめるスポーツだな、とその日のうちに諦めた。やるわけないような気はしてたよ。