夏休み日記(13)

地元で人に会った際に、その人の家まで寄る用事があり、確か一年くらい前に貰って欲しいと言われていた庭にある花を見た。その時は、その人のお母さんが亡くなり、それまで大事に育てていた花たちをどうすることもできないから、貰ってくれないかと言われた。とはいえ、どうやって運ぶかとかまで話が進んだ訳でもなかったし、せっかくだから大切にしたらいいんじゃないかなと思って、何もしなかった。

今回ちょうど車で寄った際に、改めて頼まれたので、持って帰ってきた。たくさん植木鉢はあったけど、生き残っていたのは三つほど。このままだと枯れてしまうだろうけど、植え替えればまだまだ元気になりそうで、花が咲いたら写真を送ると言ったら、いえ、見にきますと言っていた。手入れするほどの余裕はなく、でも母が大切に育てていたのにと思っていたのかもしれない。もっと早く他の花も枯れる前に、貰えばよかったなと思った。受け取った三つは、なんの花なんだろう。

前のバイト先の待合室みたいなところに観葉植物が三つあった。そこができた頃からあったらしく、バイトで時々は水をやっていた。自分が辞めた後、バイト先の前を通りかかると、待合室が模様替えされたようで、観葉植物が全部外に出されていて、枯れていた。夏にはホースで水浴びさせたりしていたのに、悲しくなった。