夏休み日記(12)

早起きし、京急に乗ってお墓参りへ。電車はガラガラ。いつもはどうなんだろう。乗り入れてくる時なのか、鳴ってる音が独特だった。ここで、どんなだったっけな、とYoutubeで検索してみたら、いろんな駅の発車メロディーを聞くのに夢中になってしまった。蒲田駅のすぐ近くで働いていた時があり、そこではずっと電車の走る音と、発車メロディー蒲田行進曲が聞こえてきた。一日中、聞こえてくるからなのか、毎日毎日働いてて疲れてるからか、そのメロディーが憂鬱に聞こえた。なんちゅ〜物悲しい気分にさせる…。今聞いても、その時の体の重さが蘇ってくる気がする。ドンキホーテとパチンコ屋。漫画喫茶。だるくて懐かしい。

店のシャッターが壊れて、店外にあるトイレへも行けなくなり店に閉じ込められたと、バイト仲間から電話があった。前々からシャッターがおかしいから直さなきゃいけないって話にはなってたけれど、力の入れ具合にコツがあり、ここのシャッターを熟知した人間でないと、それは難しい。ただ力任せにやってもだめなんだ。さっき寝たばかりなのに、と思いながら店に向かい、私はシャッターを軽々と開けて見せた。そんなこと言ってたけど、しばらくすると本格的に壊れて、今度はどうやってもシャッターが下ろせなくなった。もううちに帰れないんじゃないかと。土砂降りの中、通りがかる人まで手伝ってくれて、シャッターを下ろした。歓声が上がったよ。あまりに嬉しくて。もう無駄だってくらい濡れてたけど、その時に貸してもらった傘を返せなかったことを忘れられない。