夏休み日記(6)

あまりにも仕事ができなさすぎてバイト先の人たちがビビっているが、私も自分でびっくりしている。え?自分ってこんなに使い物にならなかったっけ…?という具合。どういう具合にできないかというと、物凄く物忘れしてしまう。かなりひどいレベルの不注意さ。それが怒られたりして萎縮してしまうとさらに最悪になる。これまで他では普通にやってたんだから、少し働いていれば勘が戻るはず、と思っていたけど、全然話にならない。周りの人にキレられながら「なんでできねえのかわかんね」みたいな感じで首を傾げられて、「ヒ、ヒィ〜…」ってなっている…。

それで思い出したのだけど、16才くらいの時に二年間ほどレストランでバイトしていた時はこれと同じ状態だった。めちゃくちゃ温厚な人を怒鳴るまで怒らせたり、絵に描いたような失敗をし続けた。あんまり食器を割るので、一つ食器を割ると千円の罰金を取られるようになったが、割りまくるので給料が目減りした。バイト中にその場でうずくまってしまいたくなる瞬間が度々あった。後から入ってくるバイトはすぐに私より仕事ができるようになった。なんでこんなにできないんだ?頭おかしいんじゃないのか?帰宅途中でグズグズ泣き、必ずコンビニでワンカップを買って帰り、酔っ払って寝てまた次の日になった。アルコール依存症になるんじゃないかと思ったけど、それはまだ大丈夫だった。学校を辞めていたから、バイトもしないというわけにはいかなかった。十代でやったバイトはどれもできなさすぎて伝説みたいな感じになってた。

そして今、新たな伝説が…。

オープン以来、かつてないほど『使えない』バイトとして…。

皆の心に名を刻む…。

R.I.P.