希望を胸にためて

明日バイトか…と思わずに寝れる最後の夜を抱き締めながら寝た。やってる間中、いつ終わるんだと思う瞬間の積み重ねだ。何でも受けていたらみるみる条件が悪くなり、思考が停止する一歩手前で、ここらで健康を維持する賭けに出るべきなんじゃないかと、私は新たな面接へと踏み出した…。でもなんでかな、いつも最後の方で、その仕事は人がたくさん集まっていて無理そうなんで、他のはどうですか?って別の仕事をたくさん親切してもらえるんだよな。舞い上がって可能性で胸をいっぱいにしてうちに戻って、将来を考えて、自分が未経験でこの年齢でヤバイとか思わない訳がないんだから、ここで決めなきゃダメだ、行くしかない。よし、頑張るぞ。一生懸命働くんだ。でもそういえば、そもそも応募した求人ってどこ行ったんだろう?でも?そういえば?そもそも?なんで…10年くらい…前に…そう思わなかったの…。違う、本当は、こんな大人になりたかった気がするよ。望んだ通りになったんだ。

雨上がりの風が吹いて体だけ気持ちいい。気持ちは暗い心で。 駅を降りると懐かしい匂いがして、何だっけ、この匂い、と思って胸いっぱいに吸い込んだ。階段を下りながら辿っていくと便所だった。