10年は生きるつもり?

10年メモというのを買って、今年からつけている。見開きで10年がいっぺんに見渡せて、何年も前の同じ日に何していたか思い出せて、面白いだろうなと思って気軽な気持ちで買ったけれど、最近になって自分は10年は生きるつもりでいるぞと思って、だいぶ心持ちが変わってきたなと笑えてくる。だって本当にやけっぱちだったから。彼氏も気に入った様子だったので、プレゼントした。彼氏にも、もちろん10年以上生きてもらいたい。まあ例えば私と別れたって。

半年間以上、探しに探して契約した部屋の入居費用を振り込む。この部屋で決まらなければ、もう自分は地元から出るのを諦めようと思った。そうなったら、私は地元で仕事を探し、彼氏は今住んでいる部屋の契約を更新する。一時期は部屋探しが難航して、そうするしかないかもなと思った。でも、そうなったら、絶対何かが変わっちゃう。このタイミングで行くしかない。行け、行くんだ。それに対して、彼氏がこんなに石橋を叩いて渡る人だとは知らなかった。私はその橋を飛び越えて呼びかけた。やってみないとわからない。こっちに来て!来るんだ!そう、もっと!!そして私たちは抱き合った。

全部泣きながら話し合ったのだ。こんなに安い部屋はない。こんなに自分たちの条件に合う部屋も。そして初期費用を貯金から払う。家財を買う。かかるお金は全部折半する。折半でやってみよう。やってみて相談な…。引越しは親父に頼むのだ。これまで全ての引越しをトラック運転手だった父親に頼ってきた。自分たちだけではどうにもできなくて人に助けてもらう。

彼氏と出会って私は前向きになったよな。たぶん別れても、この前向きさの一部は残るだろう。10年は生きるつもりなんだもんなあ。お互いに知らなくとも。