クリスマスの思い出

小さい頃は、本当にクリスマスが楽しみだった。胸が苦しくなるくらい。どんな風にお願いしたら欲しい物をプレゼントしてもらえるのか?手紙を書いた方がいいかもしれないとか、お供え物みたいにお菓子を用意しておいた方がいいとか。23日の晩に来るのか、24日の晩に来るのか?毎日怒られてばっかりだから、今年は来てくれないかもしれない。気になってしょうがなくて、他のことができなくなった。

子供会でディズニーランドに行くのも、すごく楽しみだった。待ちきれなくて苦しい。一気に眠ってひとっ飛びでその日になればいいのになあと思っていた。お盆やお正月に隣のお家のお姉ちゃんが来てくれるのも、本当に楽しみだった。マニキュアを塗ってくれたり、ガムを噛みながら遊んだりしてもいいって言う。一番楽しいのは夜だ。家中を走り回っていると笑いすぎと興奮で息がうまく出来ないくらい。でも、すぐに帰ってしまう。それでまた、長いこと来ない。

本当に楽しいことは、めったにない。せっかく待ちわびていた日が来ても、ほんの一瞬だよ。すぐに終わり。きっと、その日が来るのを待って、カレンダーに印をつけて、あんなに会いたいと思ってたのに一晩もたないんだ。楽しいことなんて最初からない方がいいんだ。あとでがっかりするのはわかってる。楽しいことなんてない方がいい。

 

 

2019年一番の失敗

11月の半ばにベトナムホーチミンに旅行へ行きました。確か5泊くらいしましたが、そんなにしなくても充分でした。ダナンやハノイと移動しながら一週間ぐらいかけて旅行するならいいのかもしれませんが、ホーチミンだけで5泊は多かったです。もともと5泊するつもりもなかったのですが、一泊延びました。

去年の同じ頃に同じような日程でダナン、ホイアンに行きました。その時に初めてのベトナムだったのですが、雨季とか考えると丁度良かったので。とても良かったので、今度はホーチミンへ行くことにしました。LCCが飛んでるらしいので、それにしようと思ったのですが、あまりにも評判が良くない…。値段も全然変わらなかったので、ベトナム航空で行くことにしました。タイとかエアアジアでかなり安く行けるけど、往復で7万くらいしました。仕方ありません。土壇場で探し方も悪かったせいか、ホテルもあんまり安いところ見つけられず。一応11月は雨季の終わり頃。雨は少なかったけど、暑いってほどでもなかった。プールとかは寒くて入れなかったな。

9時台の成田発で30分くらい遅れて15時前に現地着。空港からはagotaの広告で出てきた送迎サービスを使ってホテルまで。そういえば、ホテルのチェックインで、バンコクとかであるデポジットベトナムではないなあ。初めてデポジット払った時、「デポジット」が全然聞き取れなくて、焦ったよな…。

ホーチミンの人はみんなすっごく英語喋れる。けど、ほぼ聞き取れなかった。コンビニで「ミウ!」って言われて、「ミウ…?」「ミウ!」「ミウ…?」って聞き返したらイライラされてしまい、あー!ミルク!ってわかるまで結構時間がかかった。これは私が英語がダメすぎるせいかもしれませんが。まあコーヒー買ってるんだから想像つくだろうって今となっては思うけど。

今回初めてGRABを使ったのですが、死ぬほど便利でした。現地に行ってからじゃないと設定できない仕様だったので、ちゃんと使えるかどきどきだったけど簡単だし、どこに行くにも物凄く安いし、毎回交渉したりしなくていいからすごく楽。チップをあとでアプリからあげることもできる。移動範囲が狭いのかどこへ行くにも大抵日本円で130円で、深夜料金で空港に行っても650円くらいだった。相場の…何分の1かはちょっと正確には不明。だけど、とにかく値段交渉しなくていいのがいい。

ホテルからGRABでタクシー待ってたら、二人組の男女に話しかけられた。ビンタイ市場はどっち?と聞かれて、多分あっちだけど、ちゃんと教えるには調べなきゃわかんないな…とスマホで調べかけたら、「日本人ですか?」と聞かれ、そうだと答えたら、彼女のおばあちゃんが日本人です、と言われ、女の人に手を差し出され、握手をした。その人の手を握ると、全く握り返してこず、こちらが一方的に手を握りしめているような、なんとも味気ない握手で、なんなんだよ?と思わず苦笑いしてしまいたくなる。彼の方が、日本のことが大好きで、日本の古いお金を持っているんです、と財布から(すごいたくさんのお札が入っていた)古い日本のお札を出してきた。そこで、「これはアレだ!」と気づく。(しかし、よく言う魔法とか手品みたいっていうやり方って、どんなのなんだろうか?)今まで観光地とかに行こうとしたら、ガイドをしてやるとか、物を売られるだとか、そういう聞いたことがあるような手口に遭遇したことはなかった。(観光地にあまり行かないせいだと思うけど)その後、日本のお金を見せて欲しい、と言われたが、ないよ、と言う。いや、本当にない。だって、両替しちゃってるじゃない?二人組が、じゃあ、もう、ドンでいい、ドン見せて、というんだけど、いやなんでドン見たいんだよ、自分の財布に入ってるやん…。私はGRABの車が今に着くので、気が気じゃなかった。もういいよ!と言ったら二人はあっさり去っていった。

そういえば、私はマルグリット・デュラスのラマンがめちゃくちゃ好きなのですが、(北の愛人がもっと好きです)せっかくホーチミン来たんだし、映画のラマンのロケ地とか見に行けたりしないかな?と着いてから思いました。ちょっとしたツアーみたいのも調べたら出てきたんですが、事前予約必要とか、あと映画もかなり昔に観たきりだし、今回は色々下調べが足りなさすぎました。

じゃあ何をしてたかと言うと、旅行では毎回その辺をひたすらに歩くのですが(「無職旅」さんに習って)ホーチミンはバイクがギリギリを走りまくっているので、歩きやすいとは言えず、楽しみ方があまりわからずにいました。日本円で言うと800円くらいでホテルのアフタヌーンティーが楽しめたりするってことなんで、やったー!とか思ってロッテだったっけ?行ったんですけど、あっこれ入れない…ドレスコードないって聞いてたけど…無理だ…と入り口を前にしてしょんぼりして帰ったりしました。で、アジア最古だったっけ。動物園に行って、野良猫やネズミまでわんさかいるのをみたり、名物の郵便局で日本宛に郵便を出したりしてみました。この時はまだわかってなかったんです。

翌日、ホテルで飛行機のウェブチェックインを済ましておこうとすると、何やらうまくいかない。スペルが違うとか…苗字と名前が逆とか?なんかよくわからないけど色々試したけど、できません。うーん、まあ最悪、空港でやってもいいしなあ?空港には何時に着いて置こうかな…その時ふと頭によぎったのです…深夜便で帰る予定だったのですが…あれ?12時回ったら、日付変わるよな…?そんな当たり前のこと…。帰る便の日付は、すでに「今日」です。

こわ〜い…

こわ〜い…

こわ〜い…

いや、仮にそうだとしても、なんらかの保険が効いて何らかの打つ手があるはずだ…。

なかったです。

ふーん、飛行機を乗り逃すとこう言う気持ちになるんだ〜。

それは心がスーッとして、すっごく怖いの。それから、足元がぐらぐらして、頭に血がのぼるみたいで…かなり興奮するんだ…。

こういう時、どうするか?これ空港で気づいてたら、その場で係員に言って、チケット変更してもらうとかできる可能性あるかもわからないけど、今ホテルから電話して英語で言うとか無理なんで、今晩帰るためのチケットをLCCで取りました。評判気にしてたLCCに結局乗ることになった。ベトナム航空12万とか出て一瞬心臓止まりかけたけど、LCCなら片道二人で三万でした。なんかその後どうでもよくなってと言うか、すごくおおらかな気持ちになって、親に三万円のプレゼントを贈りました。いつもありがとう。でも、ホーチミンからなら空港近いし、その場でタクシー乗って空港行ってみるのが良かったかもしれません。手数料払って空いてたら変えてくれるのかも。その晩、どうなるかなと思って、ベトナム航空のカウンター行って、昨日の便逃しちゃったってカウンターに行ってみたら、親切な人で、日本語で話そうとしてくれて、サービスカウンターで変えられるから早く行ってみて!って言われました。ちなみに乗らなかった分、空港使用料とかはちょっとだけだろうけど返ってくるみたい、ようわからん、手続きも忘れてました。

なんかもうその後ダメダメで、行きでひっかからなかったから気づかなかったんだけれど、いつぞやのバッテリーが鞄の隅に入ってて係員に呼び出されて自分でもどこに何が隠れてるのかわからず、怒られるわ、焦るわで、そういえば出国審査でも何かの紙?が必要なのに無くて、めちゃコワでgo out!って言われちゃって、いやこんな並んだのにアウトする訳には…!ってなって焦ったりとかで、ひどい感じになりました。

これで懲りずに、次はハノイに行こうと思います。 

バイト先の開店準備、店を開ける間に自分の体も立ち上げる。一時間かけて掃除しているうちに気分もマシになってくる。新聞の見出しが気になって、自分でも新聞を取ろうかと思ったりする。高いから、取らないけど。今日のスポーツ新聞が「男はつらいよ」の年表のようなものを載せていて、あとでコンビニで買おうと思ったけど、忘れていた。寅さんとマドンナ一覧がずらっと。コンビニで売っているのは、夕刊の時に回収してしまうから、もう無いだろうな。

バイト先の先輩と、仕事の合間に色々とお喋りする。先輩は、元バンドマンで、よく音楽の話など。くるりのアルバムで何が一番かと言う話。この話、十年以上前にも別の人としたことがあり、その時にあろうことか私、「うーん、ベストアルバムです!」と答えたことがあり、顰蹙を買った覚えがある。そもそもそこまで思い入れがある訳では無いので、あまりわからないのは今でもそうなのだが、今回は「NIKKIです」と答えた。多分、発売当時に聞いていたからよく覚えているんだと思う。今日、久々に聴きなおしてみたら、懐かしかった。十年前の別の人も今回の人も答えは同じ「アンテナ」。私もHow To Goを16歳の時によく聞いていた覚えがある。千葉駅のホームの隅にまだ喫煙所があり、朝6時半に電車から降りると、そこで一服してから出勤する。真冬で、寒かったなあ。そしてなんかわからんけど辛かった。

第29回 文学フリマ東京 ありがとうございました

かなり遅くなりましたが、先月24日に文学フリマに出店し、無事終わりました。お越し下さった方、気にかけてくださった方、ありがとうございました。

5月の文学フリマと今回と出店し、それぞれ新刊を作っていきました。前回より少し売れて、部数はかなり少ないのですが、持ち込んだ分は完売しました。前回買ってくださった方がまた来て下さったり、その場でもう読み終わったと言う方が声をかけて下さったりして、死ぬほど嬉しかったです。もし読んでくださる方がいらっしゃればDMとかで連絡もらえたら送ります。

前と違うところは、以前はブースが壁際だったのですが、今回は島中で、歩いている人がゆっくりだったのもあり、ちょっと目に留めてもらえる機会が多かったかなと思いました。やっぱり、売る方も買う方も緊張しているのが文学フリマだなあと思いました。一週間ぐらい前から緊張しすぎてナーバスになるのですが、終わってみると感想をもらえてすごく嬉しかったり、自分もたくさん本を買うことができて、とても楽しくもあります。次もやろうかどうしようか考えています。いつかお会いしましょう!